窓・サッシリフォームの費用相場
内窓設置、ガラス交換、サッシ全交換など、あらゆる窓リフォームの工事相場を徹底解説。補助金制度や断熱効果、施工事例まで、2025年最新情報をお届けします。
📋 目次
窓リフォームの種類と費用相場
窓・サッシリフォームは、内窓の設置、ガラスの交換、サッシの交換、カバー工法など、複数の工事方法があります。それぞれの特徴と費用相場は以下の通りです。
1. 内窓(二重窓)の設置
◆ 特徴と費用
- 既存窓の内側に新しい窓を追加する工事
- 既存窓を壊さないため、簡易工事で対応可能
- 費用相場:1窓(1㎡)あたり8万~15万円
- 施工期間:1~2日で完了
- 壊さない工事のため、古い建物でも対応可
2. 複層ガラス(ペアガラス)への交換
◆ 特徴と費用
- 単板ガラスを複層ガラスに交換する最も一般的な方法
- サッシはそのまま使用、ガラスのみを交換
- 費用相場:1窓(1㎡)あたり4万~8万円
- 施工期間:半日程度
- コストパフォーマンスに優れた選択肢
3. サッシ全体の交換(カバー工法)
◆ 特徴と費用
- 既存のサッシの上から新しいサッシをかぶせる工法
- 壁の大規模な加工が不要で、工期が短い
- 費用相場:1窓(1㎡)あたり10万~18万円
- 施工期間:1~2日
- 気密性・防水性が格段に向上
4. 壁を取り壊してのサッシ全交換(新設工事)
◆ 特徴と費用
- 既存サッシを完全に取り外し、新しいサッシを設置
- 壁の開口部を修復・防水処理も実施
- 費用相場:1窓(1㎡)あたり15万~25万円
- 施工期間:2~3日
- 最も完璧な対応が可能だが、コストが高い
💡 選択ポイント: 予算と断熱性能のバランスを考えると、カバー工法での複層ガラス(ペアガラス)サッシ交換が最もおすすめです。費用対効果が高く、施工期間も短く、断熱性能も大幅に向上します。
工事内容別・費用相場テーブル
以下の表は、標準的な窓サイズ(幅1.5m × 高さ1.2m、面積1.8㎡)での施工費用を示しています。
| 工事内容 | 1窓当たり費用 | 全3窓の場合 | 工期 | 断熱性能 |
|---|---|---|---|---|
| ガラス交換(単板→複層) | 7~12万円 | 21~36万円 | 1日 | ⭐⭐⭐ |
| ガラス交換(複層→Low-E) | 10~15万円 | 30~45万円 | 1日 | ⭐⭐⭐⭐ |
| 内窓設置(アルミ) | 10~15万円 | 30~45万円 | 1~2日 | ⭐⭐⭐ |
| 内窓設置(樹脂) | 15~20万円 | 45~60万円 | 2日 | ⭐⭐⭐⭐ |
| カバー工法(樹脂サッシ+複層) | 18~26万円 | 54~78万円 | 2日 | ⭐⭐⭐⭐ |
| カバー工法(樹脂サッシ+Low-E) | 22~32万円 | 66~96万円 | 2~3日 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 全交換(樹脂サッシ+Low-E) | 28~40万円 | 84~120万円 | 3~4日 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
窓ガラスの種類と性能比較
窓ガラスには複数の種類があり、それぞれ異なる性能と価格帯を持っています。以下の表で性能と費用を比較してみましょう。
| ガラスの種類 | 構成 | 断熱性(U値) | 遮熱性 | 1㎡当たり相場 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| 単板ガラス | ガラス1枚 | 5.8 W/㎡K | なし | 2,000~3,000円 | 一般的な家屋(断熱性重視でない) |
| 複層ガラス(ペアガラス) | ガラス2枚 + 空気層6mm | 3.0~3.4 W/㎡K | やや有効 | 6,000~8,000円 | 一般的なリフォーム(最も普及) |
| Low-E複層ガラス | ガラス2枚 + 低放射膜 + 空気層/アルゴンガス | 2.0~2.4 W/㎡K | 優秀 | 10,000~14,000円 | 省エネ重視、寒冷地、高性能住宅 |
| トリプルガラス(3層) | ガラス3枚 + 空気層2層 | 1.3~1.5 W/㎡K | 非常に優秀 | 18,000~25,000円 | 最高レベルの断熱、北海道など極寒地域 |
| 防音ガラス(複層 + 防音膜) | ガラス2枚 + 防音膜 | 2.8~3.2 W/㎡K | 中程度 | 10,000~16,000円 | 道路沿い、駅近辺、防音優先 |
| 防犯ガラス(複層 + 防犯膜) | ガラス2枚 + 防犯膜 | 3.0~3.4 W/㎡K | やや有効 | 11,000~18,000円 | 1階居室、防犯が重要な場所 |
各ガラスタイプの特徴詳説
複層ガラス(ペアガラス)
- 構成: 2枚のガラスの間に6~16mm程度の空気層を持つ
- 性能: 単板ガラスの約2倍の断熱性。冬は暖かく、夏は涼しい
- 結露軽減: 空気層があるため、内側のガラス表面の結露が大幅に減少
- コスパ: 費用と性能のバランスが最も良い。リフォームの定番
- 課題: Low-E膜と比較すると、遮熱性が劣る
Low-E複層ガラス(高性能複層ガラス)
- 構成: 1枚のガラスに「低放射膜」をコーティングした複層ガラス
- 低放射膜の機能: 赤外線(熱)を反射させ、室内の温度を保つ
- 断熱性: 複層ガラスより約30~40%高い。日本の多くの地域で最適
- 省エネ効果: 年間の光熱費を1万~3万円程度削減できる
- 補助金対象: 先進的窓リノベ事業の補助対象
- 推奨: 温暖地から寒冷地まで、ほぼすべての地域で最適
トリプルガラス(3層ガラス)
- 構成: 3枚のガラスと2層の空気層を持つ最高級のガラス
- 最高の断熱性: U値が1.3~1.5と圧倒的に低い
- 北海道・東北地域向け: -20℃以下の環境でも結露がほぼ発生しない
- コスト: 複層ガラスの約3~4倍。一般的なリフォームでは導入は限定的
- 新築や高級住宅での採用が多い
サッシ素材の比較(樹脂 vs アルミ vs 複合)
窓枠(サッシ)の素材によって、断熱性能、耐久性、メンテナンス、価格が大きく異なります。
| 素材 | 断熱性 | 耐久性 | メンテナンス | 価格帯 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| アルミサッシ | ⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | 最安(1㎡あたり8千~1.5万円) | ⭐⭐ |
| 樹脂サッシ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 中~高(1㎡あたり2.5万~4万円) | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 複合サッシ(木+アルミ) | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ | 中(1㎡あたり1.8万~3.5万円) | ⭐⭐⭐ |
| 複合サッシ(樹脂+アルミ) | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | 中(1㎡あたり2.2万~3.8万円) | ⭐⭐⭐⭐ |
各素材の詳細解説
アルミサッシ
- 特徴: 従来から日本の標準的なサッシ。軽量で加工しやすい
- 断熱性: 金属のため熱伝導率が高く、断熱性は低い
- 耐久性: アルマイト処理により、20年以上の耐久性あり
- メンテナンス: 定期的な掃除とグリス注油でOK。扱いが簡単
- コスト: 最も安い。古い建物の改修で予算重視の場合に有効
- 課題: 冬場に枠が冷えて結露が発生しやすい。最近の新築ではほぼ使用されない
樹脂サッシ
- 素材: PVC(ポリ塩化ビニル)またはウレタン樹脂。北欧で開発された高性能素材
- 断熱性: アルミの1000倍以上。業界最高水準の断熱性
- 結露防止: 内側の表面温度が高いため、ほぼ結露が発生しない
- 耐久性: 20~30年以上。ただし、紫外線劣化を防ぐため外装塗装が必要な場合も
- メンテナンス: 定期的な掃除で十分。グリス注油の手間が少ない
- 価格: やや高めだが、光熱費削減で十分に回収可能
- 推奨: 断熱性能重視なら最優先の選択肢。補助金対象商品が多い
複合サッシ(樹脂+アルミ)
- 構成: 室内側:樹脂、室外側:アルミで保護
- メリット: 樹脂の高い断熱性と、アルミの耐久性を両立
- デザイン: 外観はアルミなので統一感がある
- 耐候性: 樹脂サッシより劣化しにくい
- コスト: 樹脂サッシと同等またはやや安い
- バランス: 性能と価格、耐久性のバランスが最も優れている
- 最もおすすめ: 新築やリフォームで最も人気
断熱・省エネ効果の詳細と光熱費削減シミュレーション
窓リフォームによる断熱性能の向上は、冬季の暖房効率を大幅に改善し、年間の光熱費削減につながります。
断熱性能の改善効果
◆ 単板ガラス → 複層ガラスへの交換
- U値:5.8 W/㎡K → 3.0 W/㎡K(約48%の改善)
- 冬季の暖房コスト:約15~20%削減
- 夏季の冷房コスト:約5~10%削減
◆ 複層ガラス → Low-E複層ガラスへの交換
- U値:3.0 W/㎡K → 2.0 W/㎡K(約33%の改善)
- 冬季の暖房コスト:さらに10~15%削減
- 年間の光熱費:20~30%削減
光熱費削減シミュレーション
前提条件: 東京都の標準的な3LDK住宅(床面積95㎡、現在はアルミ単板ガラス)
【シナリオ1】現在の光熱費(単板ガラス)
【シナリオ2】樹脂サッシ+Low-E複層ガラスへの交換後
その他の省エネメリット
- 冬季の結露軽減: 樹脂サッシ+Low-Eガラスなら、ほぼ結露が発生しない。カビや腐れの防止
- 夏季の日射熱低減: Low-E膜により、直射日光による室内温度上昇を約20%削減
- 紫外線カット: 室内のインテリアや家具の褪色防止
- 快適性: 室温ムラが減り、年間を通じて快適な室内環境を実現
補助金制度(先進的窓リノベ事業)の解説
2023年度から開始された「先進的窓リノベ事業」により、窓リフォームに対する国の補助金が利用可能です。
先進的窓リノベ事業の概要
◆ 補助対象となる条件
- 対象ガラス: Low-E複層ガラス、またはそれ以上の性能のガラス
- 対象サッシ: 樹脂サッシまたは複合サッシ(アルミ+樹脂)
- 工事内容: 内窓設置、ガラス交換、カバー工法、全交換
- 施工者: 認定事業者による施工が必要
補助額の目安
| 工事内容 | 補助対象面積 | 補助額 | 補助率 |
|---|---|---|---|
| 内窓設置(樹脂Low-E) | 1㎡あたり | 8,000~12,000円 | 約50~60% |
| ガラス交換(Low-E) | 1㎡あたり | 3,000~5,000円 | 約30~40% |
| カバー工法(樹脂+Low-E) | 1㎡あたり | 12,000~18,000円 | 約50~60% |
| 全交換(樹脂+Low-E) | 1㎡あたり | 16,000~24,000円 | 約50~60% |
補助金を受けるための手順
- 認定事業者を選択: 先進的窓リノベ事業に登録された施工業者を選ぶ
- 施工前に申請: リフォーム工事開始前に補助金申請を行う(重要)
- 工事実施: 認定事業者による工事を実施
- 完了報告: 工事完了後、施工写真等を提出
- 補助金交付: 審査後、補助金が口座に振込される
防犯・防音・その他のメリット
防犯効果
◆ 防犯ガラスの効果
- 割られにくい: 防犯膜が内蔵されており、バットやハンマーでも割られにくい
- 侵入時間延伸: 泥棒の侵入に必要な時間が3倍以上に延び、侵入を諦めさせる
- 1階や人通りの少ない場所に有効: 特に玄関や勝手口周辺の窓に推奨
- 費用: 防音ガラスと同程度(1㎡あたり11,000~18,000円)
防音効果
◆ 防音・遮音性能
- 複層ガラスの基本効果: 空気層があるため、単板ガラスより約3~5dB低減
- 防音ガラス&樹脂サッシ: 道路騒音が約10~15dB低減(かなり静かになる)
- 測定値の目安:
- 60dB:通常の会話レベル
- 70dB:掃除機、交通量の少ない道路
- 80dB:新幹線駅周辺、交差点
- 道路沿いの効果: 80dBの道路騒音を65~70dBに低減できれば、かなり快適
- 推奨地域: 線路沿い、幹線道路沿い、駅近辺など
その他の付加的なメリット
- 結露軽減による健康効果: カビの発生を防ぎ、アレルギーやアスベスト吸入を低減
- 紫外線カット: UV-A、UV-Bを約99%カット。家具やフローリングの褪色を防止
- 家具・インテリア保護: 革製品、絵画、カーテンなどの劣化を遅延
- 雨音軽減: 樹脂サッシで、雨音が気にならなくなる
- デザイン性向上: 新しいサッシへの交換で、家の外観が一新される
- 資産価値向上: 省エネ化により、物件としての価値が上がる
施工事例
事例1:築40年の木造戸建て住宅
【案件】冬の結露とシロアリ対策で窓リフォーム
事例2:都心マンション(駅近辺)
【案件】騒音対策で内窓を設置
事例3:寒冷地の高断熱仕様
【案件】新潟県での全窓交換による極寒地対応
よくある質問(FAQ)
A. はい、確実に削減されます。樹脂サッシ+Low-E複層ガラスへの交換であれば、年間15~30%の光熱費削減が期待できます。5000件以上の施工実績から、この効果は確認済みです。削減額は年間25,000~50,000円程度が目安です。補助金と光熱費削減を考慮すれば、5~7年で工事費が回収できます。
A. 以下の基準で選んでください:
- 内窓設置がおすすめな場合: 予算が限られている、工期を最小限にしたい、賃貸住宅、既存窓がまだ使える
- サッシ交換がおすすめな場合: 気密性・防水性を最優先したい、防犯・防音が重要、長期的な価値を重視
- 総合的な判断: 予算に余裕があれば、カバー工法でのサッシ交換をお勧めします。気密性・防水性・耐久性すべてが優れています。
A. 補助額は工事内容と面積によります。目安は以下の通り:
- 内窓設置: 1㎡あたり8,000~12,000円(補助率50~60%)
- ガラス交換: 1㎡あたり3,000~5,000円(補助率30~40%)
- カバー工法: 1㎡あたり12,000~18,000円(補助率50~60%)
3LDK住宅の全窓交換の場合、補助額は100~200万円程度になることが多いです。ただし、補助金は予算がなくなれば終了するため、早めの申請をお勧めします。
A. 地域によります:
- 関東・関西などの温暖地: Low-E複層ガラスで十分。コストパフォーマンスが優れています。
- 北海道・東北などの寒冷地: トリプルガラスをお勧めします。-15℃以下の環境では、トリプルガラスの方が結露しません。
- 一般的な判断: 大多数の地域ではLow-E複層ガラスで十分。補助金対象になるのもこちらです。
A. 工事方法によって異なります:
- 内窓設置: 既存窓をそのまま使用するため、工事期間中も既存窓は開閉可能です。
- ガラス交換: 施工中の数時間は開閉できません。ただし、1窓あたり30分~1時間で完了します。
- サッシ交換: 施工中は開閉できません。事前に十分な換気をしておくことをお勧めします。
いずれの場合も、事前に施工スケジュールをしっかり打ち合わせしておけば問題ありません。
A. いいえ、樹脂サッシは非常に耐久性が高いです。むしろアルミサッシより長持ちします:
- 耐久性: 樹脂サッシの寿命は20~30年以上。アルミサッシと同等か、それ以上です。
- 劣化しにくい: 樹脂は金属のような腐食がなく、塩害地域でも耐性があります。
- 北欧での実績: 樹脂サッシは北欧で100年以上の実績があり、性能は実証済みです。
- 日本での使用例: 1990年代から日本でも採用されており、20年以上経過した製品も正常に動作しています。
A. 以下のポイントで業者を選んでください:
- 先進的窓リノベ事業の認定事業者であること(重要): 補助金を受けるために必須です。
- 施工実績が豊富: 最低でも100件以上の窓リフォーム実績があることを確認してください。
- アフターサービスが充実: 施工後の不具合対応、保証期間を確認しましょう。
- 見積もりが詳細: 本体価格、施工費、処分費などが明細化されているか確認してください。
- 複数社から相見積もり: 最低でも3社から見積もりを取り、比較検討してください。
A. 以下の場合は、なるべく早くリフォームすることをお勧めします:
- 冬に結露が多い場合: 放置すればカビが増殖し、建物が腐ります。早期対応が必須です。
- 補助金がまだ予算がある場合: 予算がなくなれば制度が終了します。早めに申請しましょう。
- 建物が築20年以上の場合: 今後さらに劣化が進みます。今がリフォームの最適タイミングです。
- 待つべき場合: 特に急がない場合でも、光熱費削減と快適性向上から、5~7年以内には実施することをお勧めします。
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📌 この記事のまとめ
- 窓リフォームの相場: 1窓あたり7万~40万円(内容によって大きく異なる)
- 最もおすすめ: カバー工法での樹脂サッシ+Low-E複層ガラス交換
- 光熱費削減: 年間25,000~50,000円(ROI:5~7年)
- 補助金: 工事費の40~60%が補助される(早めの申請が重要)
- その他メリット: 防犯、防音、結露軽減、紫外線カット、快適性向上
- 業者選びのコツ: 複数社から見積もりを取り、認定事業者を選ぶ


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