玄関リフォームの費用相場
ドア交換・収納・タイル張替えの価格帯を完全解説
玄関リフォームとは
玄関は住宅の第一印象を左右する重要な空間です。古い玄関ドアは断熱性能が低く、夏場は熱が入り込み、冬場は寒気が侵入してしまいます。また、収納不足や老朽化したタイルなども、生活の質を低下させる要因となります。
玄関リフォームは、これらの課題を解決し、快適で安全な住環境を実現します。本ガイドでは、玄関リフォームの種類ごとの費用相場、各メーカーの特徴、施工事例、よくある質問に至るまで、包括的な情報を提供します。
玄関リフォームの総費用は、30万円~200万円程度が一般的です。ドア交換のみであれば30万円~60万円、大規模なリフォーム(ドア交換+収納+照明など)を行う場合は100万円以上となることもあります。
玄関リフォームの種類と費用相場
1. 玄関ドア交換
玄関ドアの交換は、玄関リフォームの中で最も一般的な工事です。既存のドアを撤去し、新しいドアに交換します。工事方法は「カバー工法」と「枠ごと交換」の2種類があり、費用が異なります。
| 工事内容 | 費用相場 | 工期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| カバー工法(一般的なドア) | 30~50万円 | 1~2日 | 既存枠を活かして工事。壁への影響が少ない |
| カバー工法(断熱ドア) | 45~65万円 | 1~2日 | 省エネ性能が高い。冬の断熱効果に優れる |
| 枠ごと交換(複合工事) | 60~90万円 | 3~4日 | 既存枠を撤去し新規取付。リフォーム範囲が広い |
| 電子錠付きドア | 55~80万円 | 2~3日 | スマートロック対応。防犯性が高い |
2. 玄関の引き戸化
開き戸を引き戸に変更する工事です。高齢者やバリアフリー対応が必要な場合、引き戸が活躍します。既存の開き戸からの変更の場合は、枠ごと交換が必要になります。
枠ごと交換が必要となるため、ドア単体の交換より費用が増加します。ただし、段差解消工事を併せて行う場合は、さらに費用が増加します。
3. 玄関収納(シューズクローク・下駄箱)
家族の靴が増加し、玄関が狭くなる悩みは多いです。シューズクロークや大型下駄箱を設置することで、玄関をスッキリ整頓できます。
| 収納の種類 | 費用相場 | 収納量 | 施工期間 |
|---|---|---|---|
| システム下駄箱(小型) | 15~25万円 | 靴5~10足 | 1日 |
| システム下駄箱(大型) | 25~45万円 | 靴15~20足 | 1~2日 |
| シューズクローク(壁面造作) | 40~70万円 | 靴20~30足 | 3~4日 |
| シューズクローク(拡張) | 70~130万円 | 靴30~50足以上 | 5~7日 |
4. タイル張替え・床リフォーム
玄関床の老朽化した石やタイルは、つまずきや転倒の原因となります。新しいタイルやテラコッタ、木調タイルへの張替えで、安全性と美観を向上させます。
- セラミックタイル張替え: 30~50万円
- テラコッタタイル張替え: 40~60万円
- 木調タイル張替え: 35~55万円
- 天然石(大理石等)張替え: 60~100万円
5. 照明工事
暗い玄関は防犯上も危険です。LED照明の設置や増設により、明るく安全な玄関空間を実現できます。
既存の照明器具の取替え: 5~10万円 | 新規照明追加: 10~20万円
6. 手すり・段差解消工事
高齢者向けバリアフリー工事です。玄関の段差を解消したり、手すりを取付けることで、安全性が大幅に向上します。
- 段差解消工事(スロープ設置): 20~40万円
- 手すり取付け: 3~8万円
- スロープ+手すり: 25~45万円
玄関ドアの種類と特徴
開き戸 vs 引き戸
開き戸
- 一般的な玄関ドア
- 費用が比較的安い
- 玄関前のスペースが必要
- 高齢者には使いづらい
- 断熱ドア選択肢が豊富
引き戸
- スペース効率が良い
- 高齢者・身障者向け
- 工事費が高額
- モダンなデザイン
- バリアフリー対応
断熱ドアの選択
断熱ドアは、冬の寒気の侵入を防ぎ、夏の熱の侵入を遮断します。特に北向きの玄関や、寒冷地での施工に効果的です。以下のタイプがあります:
| ドアの種類 | 断熱性能 | 費用相場 | 適用 |
|---|---|---|---|
| アルミ単層ドア | 低 | 25~35万円 | 温暖地向け |
| アルミ複層ドア | 中 | 35~50万円 | 一般的 |
| 樹脂複層ドア | 高 | 45~70万円 | 寒冷地向け |
| 樹脂単層+複層 | 最高 | 60~85万円 | 極寒地向け |
電子錠・スマートロック対応
スマートフォンやキーレスで玄関の開け閉めができる電子錠は、防犯性と利便性の両面で人気が高まっています。
- 従来の電子錠: 10~20万円の追加費用
- スマートロック対応: 15~25万円の追加費用
- 生体認証対応: 20~35万円の追加費用
メーカー比較(LIXIL・YKK AP・三協アルミ)
LIXIL(リクシル)
グレナスシリーズ: LIXILの主力ドア。スタイリッシュなデザインと高い断熱性能が特徴。
- 双方向開きで対応が柔軟
- カラーバリエーションが豊富
- 断熱性能が高い(K値2.3以下)
- 費用相場: 40~65万円
YKK AP
ヴェナートシリーズ: YKK APの人気商品。光と風を取り入れるガラス面が特徴。
- 採光ドアで明るい玄関に
- 通風機能付きオプションあり
- セキュリティ性能が高い
- 費用相場: 38~60万円
三協アルミ
ノバスシリーズ: 伝統と最新技術を融合。日本家屋にも洋風建築にも合わせやすい。
- 和風・洋風の豊富なデザイン
- 質感に優れた素材選び
- カスタマイズ性が高い
- 費用相場: 35~58万円
カバー工法 vs 枠ごと交換
カバー工法とは
既存の玄関ドア枠を活かし、新しいドアを取り付ける工事方法です。壁を傷つけないため、リフォーム期間が短く、費用も安く抑えられます。
| 項目 | カバー工法 | 枠ごと交換 |
|---|---|---|
| 費用 | 30~65万円 | 60~90万円 |
| 工期 | 1~2日 | 3~4日 |
| 壁への影響 | 少ない | 多い |
| ドア枠の再利用 | 活かす | 撤去 |
| 対応ドアサイズ | 限定的 | フリーサイズ |
| 内装工事 | 不要 | 必要な場合あり |
カバー工法の利点・欠点
利点
- 工期が短い(1~2日)
- 費用が安い
- 壁のリフォーム不要
- 即座に完工
- 防犯性向上
欠点
- 既存枠に依存
- ドアサイズの制限
- 古い建物は対応不可
- 劣化枠は要交換
- 断熱性は中程度
枠ごと交換の利点・欠点
利点
- フリーサイズ対応
- 高断熱化可能
- 玄関全体リフォーム可能
- 長期的な耐久性
- 最新機能対応
欠点
- 工期が長い(3~4日)
- 費用が高い
- 内装工事が必要
- 振動・騒音がある
- 施工業者の選定が重要
玄関収納オプション
シューズクローク(土間くん)
玄関横に新たなスペースを創出し、靴だけでなく、ベビーカーや季節用品なども収納できるシューズクロークは、現在のリフォーム需要で最も高い人気を誇ります。
- 靴を玄関に出さずに収納
- 玄関がスッキリ見える
- ベビーカー・ゴルフバッグも収納可能
- 家族全員の靴に対応
- オンシーズンの衣類も保管可
下駄箱・靴棚
スペースが限られている場合は、玄関スペースに合わせた下駄箱の設置が効果的です。奥行き15cm~25cmの浅型から、奥行き45cm程度の深型まで、多くのオプションがあります。
| 下駄箱の種類 | 奥行き | 費用相場 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 浅型タイプ | 15cm | 15~20万円 | 壁に埋め込み。玄関を圧迫しない |
| 標準型タイプ | 25~30cm | 20~35万円 | 最も一般的。多くの靴に対応 |
| 深型タイプ | 40~45cm | 30~50万円 | 大容量。ブーツなどを立てて収納可 |
玄関リフォーム施工事例
工事内容: 既存の開き戸を引き戸に変更。併せてバリアフリー工事として段差を解消し、手すりを設置しました。
工事費用: 引き戸化80万円 + 段差解消30万円 + 手すり設置5万円 = 115万円
施工期間: 6日間
お客様の声: 「開き戸は老親が使いにくかったのですが、引き戸に変更してとても喜んでいます。段差も解消され、安全性が大幅に向上しました。」
工事内容: 古い玄関ドアを新しい断熱ドアに交換。同時に玄関横のスペースを活用してシューズクロークを新設しました。
工事費用: ドア交換50万円 + シューズクローク70万円 = 120万円
施工期間: 8日間
お客様の声: 「家族5人の靴がシューズクロークに全て収納できるようになり、玄関がスッキリしました。新しいドアは断熱性能が高く、冬の寒さがかなり軽減されます。」
工事内容: 玄関全体のリフォーム。ドア交換、床タイル張替え、照明増設、下駄箱交換を同時施工。
工事費用: ドア交換65万円 + 床タイル張替え45万円 + 照明設置15万円 + 下駄箱交換30万円 = 155万円
施工期間: 10日間
お客様の声: 「玄関が完全に新しくなりました。明るく、安全で、使いやすい玄関に生まれ変わったおかげで、毎日の出入りが快適です。」
玄関リフォームのよくある質問
A. カバー工法の場合は1~2日、枠ごと交換の場合は3~4日が目安です。ただし、既存の状態や併行する工事内容によって変わる場合があります。
A. 冬場の暖房費を約10~15%削減できるとの報告があります。北向きの玄関や寒冷地では、さらに大きな省エネ効果が期待できます。
A. 家族構成により異なりますが、4人家族の場合は1~2坪(3.3~6.6平方メートル)があると、靴だけでなく季節用品なども十分収納できます。
A. 必須ではありませんが、古くなったタイルはつまずきや転倒の危険があります。安全性と美観の両面から、ドア交換と同時に施工することをお勧めします。
A. 省エネ対応のドアやバリアフリー工事は、国や自治体の補助金の対象になることがあります。詳しくはお住まいの市区町村役場にご相談ください。
A. カバー工法は既存枠内での施工が基本です。極端に小さい場合は、枠ごと交換をお勧めします。専門家に相談して判断することが重要です。
A. 大手メーカーのスマートロック対応ドアは、電池切れ時の手動キー対応や複数の認証方式など、万が一に備えた設計になっています。安全性は高いと言えます。
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玄関リフォーム費用のまとめ
| ドア交換のみ | 30~65万円 |
| ドア交換+収納 | 70~130万円 |
| 引き戸化 | 50~80万円 |
| 床タイル張替え | 30~100万円 |
| バリアフリー工事 | 25~45万円 |
| 全面リフォーム | 150~250万円 |
費用は既存の玄関の状態、希望する機能、選択するメーカーなどにより大きく変動します。複数の業者から見積もりを取得することで、最適な価格での施工が実現できます。


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