玄関リフォーム完全ガイド
ドア交換・収納・タイル・照明・バリアフリー
費用相場・施工方法・メーカー比較【2026年版】
このページの目次
玄関リフォームの基本知識
玄関は家の顔であり、訪問客が最初に目にする重要なスペースです。老朽化したドアや暗い玄関、使いづらい収納など、玄関のお悩みはリフォームで劇的に改善できます。
玄関リフォームの主な項目は以下の5つです:
- 玄関ドア交換:カバー工法または撤去工法
- 玄関収納:シューズクロークの造作や既製品の設置
- 床・タイル張替え:メンテナンス性と美観の向上
- 照明リフォーム:LED照明への交換で省エネ実現
- バリアフリー化:スロープやスリット段差解消
これらのリフォームを組み合わせることで、より快適で素敵な玄関空間を実現できます。玄関全体のリフォーム費用相場は50万円~150万円程度ですが、施工内容によって大きく異なります。
💡 玄関リフォームの平均工期
ドア交換のみ:1~2日、玄関全体リフォーム:2週間~1ヶ月が目安です。仮設ドアの設置などで、工事中も生活に支障をきたさない工夫がされます。
玄関ドア交換(カバー工法 vs 撤去工法)
玄関ドア交換は玄関リフォームの中で最も一般的な工事です。カバー工法と撤去工法の2つの施工方法があり、既存の枠の状態によって選択する方法が異なります。
カバー工法(既存枠を利用)
既存のドア枠を残し、その上に新しいドア枠をかぶせる施工方法です。工事期間が短く、コストも抑えられるため、最も一般的です。
- 施工期間:1日程度
- 費用:15万円~35万円
- メリット:工期が短い、既存の壁を壊さない、コストが安い
- デメリット:既存枠が腐食していると対応不可
撤去工法(枠も全て新設)
既存のドア枠を完全に撤去し、新しい枠から設置する方法です。既存枠が破損している場合やサイズを大きく変更したい場合に採用されます。
- 施工期間:2~3日程度
- 費用:30万円~50万円
- メリット:完全にリニューアルできる、サイズ変更可能
- デメリット:工期が長い、壁工事が必要で費用が高い
🚪 カバー工法
既存枠を活用した経済的な方法
🔨 撤去工法
完全リニューアルで新しいドアサイズも可能
⚠️ ドア選びの注意点
カバー工法を選択する場合、既存枠のサイズに合わせたドアを選ぶ必要があります。寸法測定は業者に任せることをお勧めします。不正確な測定はドアが装着できなくなる場合があります。
玄関収納(シューズクローク)の施工
靴や傘、ベビーカーなど玄関には物が集まりやすいものです。シューズクロークを造作することで、玄関をスッキリと整えられます。
シューズクロークの施工方法
- 造作棚:壁に直接棚を取り付ける。自由な配置が可能
- シューズボックス:既製品の靴箱を設置。施工が簡単
- ウォークスルークローゼット:玄関をくぐり抜けるタイプ。高級感がある
- ニッチ収納:壁面にくぼみを作って収納スペースに
シューズクロークの費用相場
シューズクロークの施工費用は、大きさと施工方法によって異なります:
造作棚
棚の数や深さで調整可
シューズボックス
既製品で工期も短い
ウォークスルー
大容量の高級タイプ
靴のサイズやベビーカーなど、どんなものをしまいたいか明確にしておくことで、最適な収納プランが立てられます。
玄関タイル・床材張替え
玄関の床は毎日踏まれるため、劣化しやすい場所です。タイルの割れやひび、色あせなどが目立つようになったら、張替えのタイミングです。
玄関床材の種類と特性
| 床材の種類 | 耐久性 | メンテナンス | コスト相場 |
|---|---|---|---|
| タイル | 非常に高い | 低い | 5~15万円 |
| 天然石 | 高い | 中程度 | 8~20万円 |
| フローリング | 中程度 | 高い | 6~18万円 |
| クッションフロア | 低い | 中程度 | 3~8万円 |
タイル張替えの費用構成
玄関床のタイル張替え工事の費用は、以下のような構成になります:
- 既存タイル撤去:1~3万円
- 下地調整・補修:0.5~1万円
- 新規タイル張り:工事面積によって変動(1㎡あたり7,000~15,000円)
- 諸経費(廃材処理など):1~2万円
タイル張替えの平均費用:5万円~15万円
標準的な玄関(1~2㎡程度)の場合です。デザイン性の高いタイルを選ぶと費用が増加します。
人気のタイルデザイン
- 石目調タイル:高級感があり、汚れが目立たない
- 幾何学模様:モダンで個性的な印象
- 木目調タイル:温かみのある玄関に
- 大判タイル:スタイリッシュで清潔感がある
玄関照明のリフォーム
玄関の照明は暗いと足元が見えにくく、安全性と防犯性が低下します。明るくて効率的な照明へのリフォームは、玄関の使いやすさを大きく向上させます。
玄関照明リフォームの内容
- LED照明への交換:消費電力50~80%削減
- 照度の向上:現在より明るい照明に交換
- 人感センサー付き照明:自動点灯で防犯性UP
- 調光機能:時間帯で照度を自動調整
- デザイン照明:モダンやクラシックなど、玄関イメージに合わせた照明
照明リフォームの費用
LED照明交換
1灯の既存器具をLEDに交換
新規照明設置
配線工事を含む新規設置
高機能照明
人感センサーや調光機能付き
玄関は夜間に実際の明度が感じられるため、実際の必要な照度よりも明るい照明を選ぶことがおすすめです。
バリアフリーリフォーム
高齢者や車いすユーザーが安全に出入りできる玄関にするためのバリアフリーリフォームについて説明します。
玄関バリアフリーの施工例
- スロープ設置:段差を解消し、車いすでも入りやすく
- 段差解消スリット:小さな段差を埋める
- 手すり設置:安全な昇降をサポート
- 引き戸への交換:開け閉めが容易に
- 照度の向上:段差を認識しやすく
- 床の滑り止め:雨の日も安全
バリアフリーリフォームの費用
スロープ設置
段差に応じた長さで調整
手すり設置
複数箇所対応も可能
引き戸交換
ドア交換を含む
🎁 介護保険による補助金
要介護・要支援認定を受けている場合、バリアフリーリフォームに対して、介護保険から最大20万円の補助を受けられます(自己負担1割)。
メーカー比較(LIXIL・YKK AP・三協アルミ)
玄関ドアのメーカーは複数ありますが、特に人気の3メーカーの特徴と代表商品を比較します。
LIXIL(リシェント)
特徴: 玄関ドア市場で最大シェアを誇るメーカー。種類が豊富で、カラーバリエーションも多く、自分好みのドアを見つけやすいです。
- 代表商品:「リシェント」(高級感のあるデザイン、9色展開)
- 特徴:採光性に優れたガラス、断熱性能が高い
- 価格帯:15万円~40万円(カバー工法)
- 保証:10年間の保証付き
YKK AP(ドアリモ)
特徴: 窓や建具の総合メーカー。断熱性能が業界トップレベルで、省エネ性を重視する方に向いています。
- 代表商品:「ドアリモ」(スマートロック機能、高断熱)
- 特徴:最新の断熱技術、セキュリティ機能が充実
- 価格帯:18万円~45万円(カバー工法)
- 保証:10年間の保証付き
三協アルミ(ノバリス)
特徴: アルミサッシ業界の老舗。耐久性が高く、メンテナンスも容易です。和風から洋風まで対応。
- 代表商品:「ノバリス」(和洋対応、多彩な色)
- 特徴:耐腐食性が高い、施工実績が多い
- 価格帯:14万円~38万円(カバー工法)
- 保証:10年間の保証付き
| メーカー | 断熱性能 | デザイン豊富さ | 耐久性 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| LIXIL | ◎ | ◎◎◎ | ◎ | 15~40万円 |
| YKK AP | ◎◎◎ | ◎◎ | ◎ | 18~45万円 |
| 三協アルミ | ◎ | ◎◎ | ◎◎ | 14~38万円 |
メーカー選択のポイント
- 省エネ重視→ YKK AP(断熱性能がトップクラス)
- デザイン重視→ LIXIL(種類が豊富で自由度が高い)
- 耐久性重視→ 三協アルミ(メンテナンス性も高い)
- コスト重視→ 三協アルミ(リーズナブルな価格設定)
補助金・助成金情報
玄関リフォームで活用できる国の制度や自治体の補助金について、詳しく解説します。
国による補助金制度
先進的窓リノベ事業(断熱ドア対象)
対象工事: 断熱性能の高い玄関ドアへの交換
補助額: 工事費の1/3、1住宅最大200万円
要件: 新築後10年以上経過した住宅、エネルギー消費性能基準を満たすドアであること
申請期限: 令和5年度予算(予算がなくなり次第終了)
長期優良住宅化リフォーム推進事業
対象工事: 玄関ドアと他の断熱部材の同時リフォーム
補助額: 工事費の1/3~1/2、1住宅100万円~200万円
要件: 規定の性能基準をクリア、複合的なリフォーム工事
詳細: 公式サイトで最新情報を確認してください
介護保険による補助(バリアフリー工事)
対象工事: スロープ、手すり、段差解消など
補助額: 工事費最大20万円(自己負担10%)
要件: 要介護・要支援認定を受けていること
申請方法: 担当の地域包括支援センターまたはケアマネジャーに相談
💡 自治体の補助金
多くの自治体が独自にリフォーム補助金を実施しています。「○○市 リフォーム補助金」で検索し、お住いの地域の制度をご確認ください。平均的には工事費の10~30%、10~50万円程度の補助が一般的です。
見積もりのポイント
玄関リフォームの見積もりを取る際に、注意すべきポイントをまとめました。
複数社から見積もりを取る
最低でも3社以上から見積もりを取ることをお勧めします。同じ工事内容でも、業者によって金額が異なることがほとんどです。相見積もりをとることで、適正価格を判断できます。
見積もりに含まれるべき項目
- 材料費(ドア、タイル、手すりなど)
- 工事費(施工に掛かる費用)
- 既存材料の撤去費用
- 廃棄物処理費用
- 諸経費(足場、養生など)
- 工事保証・アフターサービスの内容
見積もり比較の際の注意点
- 金額だけで判断しない:安すぎる見積もりは施工品質が落ちる可能性あり
- 提案の質を確認:単に工事するだけでなく、適切なアドバイスがあるか
- 保証内容を確認:工事後のトラブル時の対応
- 業者の実績を調べる:玄関リフォームの施工実績が豊富か
- 契約前の細かい打ち合わせ:完工後のイメージ相違を防ぐ
⚠️ 訪問販売業者に注意
突然自宅に来て「今なら割引します」と言う業者は避けるべきです。悪質な業者は施工品質が低いか、後から高額な請求をしてくることがあります。必ず複数社から見積もりを取り、比較検討してください。
よくある質問
Q1. 玄関ドア交換の工期はどのくらい?
A: カバー工法で1日、撤去工法で2~3日が目安です。仮設ドアを設置することで、工事中も外出できるよう配慮されます。
Q2. 玄関全体のリフォームにかかる期間は?
A: 玄関全体(ドア、タイル、収納、照明など)のリフォームは2週間~1ヶ月程度が一般的です。業者と工事スケジュールを事前に打ち合わせることが重要です。
Q3. 玄関リフォームで補助金は受けられる?
A: はい。断熱ドアの場合は「先進的窓リノベ事業」で最大200万円の一部補助、バリアフリーの場合は「介護保険」で最大20万円の補助が受けられる可能性があります。自治体の補助金もご確認ください。
Q4. 既存のドア枠が腐食している場合は?
A: カバー工法は対応できないため、撤去工法での工事が必要になります。下地の補修費用が加算されることもあります。
Q5. 玄関のバリアフリー化で使える補助金は?
A: 要介護・要支援認定がある場合、介護保険から工事費最大20万円の補助(自己負担10%)が受けられます。ケアマネジャーに相談してください。
Q6. スロープのこう配は何度が良い?
A: 車いすの利用を想定する場合、こう配は1/12(段差10cmに対してスロープ長120cm)が標準です。より緩やかなこう配にするとより使いやすくなります。
Q7. タイル張替えで人気のデザインは?
A: 石目調(高級感)、木目調(温かみ)、幾何学模様(モダン)、大判タイル(スタイリッシュ)が人気です。玄関の壁の色や家の外観に合わせて選ぶことが重要です。
Q8. 玄関照明をLEDに交換する時間は?
A: 既存の照明をLEDに交換するだけなら30分~1時間です。配線工事が必要な場合は半日程度かかることもあります。
まとめ
玄関リフォームは家の顔を変えるだけでなく、毎日の生活を快適にする重要な工事です。ドア交換、収納、タイル、照明、バリアフリーなど、様々な工事がありますが、自分のニーズに合わせて組み合わせることが大切です。
玄関全体のリフォーム費用は50万円~150万円程度が相場ですが、補助金を活用すれば実際の負担を減らすことができます。必ず複数社から見積もりを取り、信頼できる業者を選んでリフォームを進めてください。
このガイドを参考に、素敵で快適な玄関へのリフォームを実現してください!


コメントを残す