「ガス代と電気代の二重払いをやめたい」「災害時の備えをしたい」「エコキュートと太陽光・蓄電池をセットで導入したい」…オール電化リフォームは光熱費削減と災害対策の両面から再注目されています。本記事では2026年最新版のオール電化リフォーム費用を、機器別・パッケージ別に解説します。
オール電化リフォーム費用相場【2026年最新】
オール電化への切替費用は「エコキュート」「IHクッキングヒーター」「分電盤・配線工事」が基本セットになります。代表的なケースの相場は次の通りです。
| パッケージ | 費用目安 | 工期 |
|---|---|---|
| 基本オール電化セット(エコキュート+IH+配線) | 60万〜100万円 | 2〜3日 |
| 上記+ハイグレードIH(ラジエント・グリル機能) | 75万〜130万円 | 2〜3日 |
| オール電化+太陽光発電5kW | 180万〜280万円 | 4〜7日 |
| オール電化+太陽光+蓄電池7kWh | 280万〜420万円 | 5〜10日 |
| ガス管撤去工事(必要時) | 3万〜10万円 | 0.5日 |
機器別の費用と特徴
オール電化リフォームで導入する主な機器の費用と特徴を整理しました。
| 機器 | 本体+工事費目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| エコキュート 370L(3〜4人家族) | 35万〜55万円 | 深夜電力でお湯を沸かす |
| エコキュート 460L(4〜5人家族) | 40万〜65万円 | 大家族・湯量重視 |
| IHクッキングヒーター(普及品) | 15万〜25万円 | 2口+ラジエント・基本機能 |
| IHクッキングヒーター(ハイグレード) | 25万〜40万円 | 3口・グリル両面焼き・操作性◎ |
| 分電盤交換(電気容量UP) | 5万〜15万円 | 200V化・容量増設 |
| 電気温水器(エコキュート代替) | 20万〜35万円 | 初期費用は安いが電気代高め |
ガス併用との光熱費比較
オール電化のメリットは「ガス基本料金が不要」「深夜電力で給湯コスト削減」の2点。一方で「日中の電気代が高い」というデメリットもあります。
| 項目 | ガス併用(4人家族) | オール電化(4人家族) |
|---|---|---|
| 電気代/月 | 約11,000円 | 約16,000〜20,000円 |
| ガス代/月 | 約7,000円 | 0円 |
| 合計/月 | 約18,000円 | 約16,000〜20,000円 |
| 料金プラン | 従量電灯+ガス | 深夜割安プラン |
| 太陽光連携時の経済効果 | 限定的 | 大きい |
太陽光・蓄電池との組み合わせ効果
オール電化の真価は太陽光発電・蓄電池との組み合わせで発揮されます。日中の太陽光で発電し、余剰電力をエコキュートで湯沸かし、夜間は蓄電池から自家消費する仕組みが理想形です。
| 組み合わせ | 導入費用目安 | 月の光熱費削減目安 | 回収年数 |
|---|---|---|---|
| オール電化のみ | 60万〜100万円 | 0〜2,000円 | 10〜15年 |
| オール電化+太陽光5kW | 180万〜280万円 | 10,000〜15,000円 | 9〜13年 |
| オール電化+太陽光+蓄電池7kWh | 280万〜420万円 | 13,000〜18,000円 | 11〜15年 |
| 上記+V2H(EV連携) | 340万〜500万円 | 15,000〜22,000円 | 10〜14年 |
使える補助金・助成金【2026年版】
オール電化リフォームでは、エコキュート・蓄電池・太陽光それぞれで補助金が用意されています。組み合わせて活用することで導入コストを大きく抑えられます。
| 制度 | 主な対象 | 金額目安 |
|---|---|---|
| 給湯省エネ事業(エコキュート) | 高効率給湯器の設置 | 1台あたり10万〜13万円 |
| DR補助金(蓄電池) | 需要応答対応の家庭用蓄電池 | 1kWhあたり3.7万円〜 |
| 太陽光発電 自治体補助 | 市区町村による | 1kWあたり1万〜10万円 |
| 子育てグリーン住宅支援事業 | 断熱・省エネリフォーム同時施工 | 1.8万〜60万円 |
| 各自治体のオール電化助成 | 市区町村による | 3万〜20万円 |
失敗しない業者選びの3つのポイント
1. 電気工事士の有資格者が在籍する業者
分電盤交換・200V配線工事は第二種電気工事士の資格が必須です。下請け任せにせず、自社施工できる業者を選ぶと工事品質が安定します。
2. 3社以上から相見積もりを取る
同じエコキュート・IHでも、業者により30万〜80万円の差が出ることがあります。「機器のグレード」「工事費の内訳」「ガス管撤去費の有無」を比較しましょう。
3. 補助金申請を代行してくれるか確認
給湯省エネ事業などの補助金は申請書類が複雑です。代行実績が豊富な業者なら申請漏れによる損失を防げます。
よくある質問(FAQ)
Q1. オール電化に向く家族構成は?
A. 4人以上の家族で、日中在宅時間が少なく、夜にお風呂・洗濯をまとめて行う家庭が経済的メリットを得やすいです。太陽光発電と組み合わせる場合は日中在宅でも有利です。
Q2. 災害時に停電したらどうなりますか?
A. エコキュートのタンクに残った湯は使えます(蛇口から出ます)。IHは使えなくなるためカセットコンロを常備しましょう。蓄電池があれば停電時もIHを使えます。
Q3. 中華鍋・土鍋はIHで使えますか?
A. 底が平らで磁石が付く素材なら使えます。中華鍋は専用のIH対応品を、土鍋はIH対応の製品を選びましょう。アルミ・銅鍋はオールメタル対応IHでないと使えません。
Q4. 賃貸でもオール電化にできますか?
A. オーナーの許可が必須です。原状回復義務もあるため、賃貸では現実的でありません。マンション購入後やリノベーション時に検討するのが一般的です。
Q5. ガスとオール電化、どちらが災害に強い?
A. 一概には言えません。地震ではガス管・電線とも被害を受けます。電力は復旧が早いケースが多く、蓄電池・太陽光がある家庭は停電時も自家消費できる強みがあります。
Q6. エコキュートの耐用年数は?
A. 10〜15年が一般的な目安です。タンク内のヒートポンプの故障が発生しやすく、交換時期を見越して計画的に予算を確保しましょう。
Q7. 太陽光発電なしでオール電化はメリットありますか?
A. 深夜電力プランを上手く使えばガス併用とほぼ同等になります。災害時のレジリエンスや、将来的な太陽光・蓄電池導入の下準備としての価値があります。
まとめ:オール電化は「太陽光・蓄電池との連携」で真価を発揮
オール電化リフォームの相場は基本セットで60万〜100万円、太陽光・蓄電池との総合導入で280万〜420万円が目安です。光熱費削減効果は太陽光・蓄電池の組み合わせで大きく拡大します。補助金を活用し、複数業者から総合提案を受けることで、家庭に最適なシステムが見えてきます。


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