中古マンションを購入してリフォームしたい、長く住んだ住まいを一新したい——そんなときに気になるのが費用相場です。マンションのリフォームは戸建てと違い、専有部分だけが対象で、管理規約による制約もあります。本記事では2026年の最新相場を面積別に整理し、専有部の注意点や費用を抑えるコツまでわかりやすく解説します。
- 表層フルリフォームは60㎡で780万円〜が目安
- スケルトンは60㎡で1,180万円〜
- 70㎡・配管更新込みで1,100〜1,600万円
- リフォームできるのは原則「専有部分」のみ
マンションリフォーム費用の相場【結論】
マンションのフルリフォーム費用は、内装中心の「表層フル」で60㎡780万円〜100㎡1,230万円、壁・床・天井を解体する「スケルトン」で60㎡1,180万円〜100㎡1,750万円が相場です。一般的な70㎡で配管更新まで含めると、総額1,100万〜1,600万円が現実的な目安になります。
マンションリフォームの費用は「どこまで解体するか」で大きく変わります。既存の壁を活かす表層リフォームか、間取りから作り替えるスケルトンリノベーションかで、同じ面積でも数百万円の差が出ます。
面積別の費用相場(表層フル/スケルトン)
| 専有面積 | 表層フルリフォーム | スケルトンリノベ |
|---|---|---|
| 60㎡ | 780万〜900万円 | 1,180万〜1,280万円 |
| 70㎡ | 820万〜950万円 | 1,250万〜1,350万円 |
| 80㎡ | 930万〜1,080万円 | 1,390万〜1,490万円 |
| 90㎡ | 990万〜1,150万円 | 1,520万〜1,640万円 |
| 100㎡ | 1,060万〜1,230万円 | 1,610万〜1,750万円 |
箇所別のリフォーム費用目安
全面ではなく部分的にリフォームする場合の、箇所別の費用目安は次の通りです。築年数が20年を超えるマンションでは、見た目の内装だけでなく、給排水管や電気配線の更新も検討すると安心です。配管は専有部分のものなら更新できますが、共用立て管に接続する部分は管理組合との調整が必要になる場合があります。
| 箇所 | 費用目安 | 主な工事内容 |
|---|---|---|
| キッチン | 80万〜200万円 | システムキッチン交換 |
| 浴室(UB) | 80万〜150万円 | ユニットバス交換 |
| トイレ | 20万〜50万円 | 便器交換・内装 |
| 洗面所 | 20万〜50万円 | 洗面化粧台交換 |
| 内装(クロス・床) | 50万〜150万円 | 壁紙・フローリング張替え |
専有部分と管理規約の注意点
マンションリフォームで戸建てと最も違うのが「リフォームできる範囲の制約」です。ここを理解しておかないと、想定したリフォームができないことがあります。
| 区分 | リフォーム可否 | 例 |
|---|---|---|
| 専有部分 | 原則リフォーム可能 | 室内の壁・床・設備 |
| 共用部分 | 原則不可 | 玄関ドア外側・窓サッシ・バルコニー |
| 構造躯体 | 変更不可 | コンクリート壁(壁式構造) |
費用を抑える5つのコツ
- 複数社(3〜5社)から相見積もりを取り内訳を比較する
- 水回りの位置を大きく動かさず配管工事を抑える
- 既存で使える設備・建具は残して解体範囲を絞る
- 量産品グレードの建材を上手に取り入れる
- 断熱・内窓リフォームは補助金の対象になり得る
専有部分の内窓(二重コッシ)設置は「先進的窓リノベ2026事業」など2026年の補助金対象になる場合があります。共用部のサッシは変更できませんが、内側に内窓を付ける工事は専有部の工事として可能なケースが多く、断熱性アップと補助の両取りが狙えます。あわせて高効率給湯器への交換を行えば「給湯省エネ2026事業」の対象にもなり、複数の補助を組み合わせられます。中古マンションの場合、断熱・気密が現行基準より低いことが多いため、内窓は光熱費削減と結露対策の両面で費用対効果が高い工事です。
中古マンション購入+リフォームの進め方
中古マンションを買ってリフォームする場合は、購入前に管理規約とリフォーム可否を確認しておくのが鉄則です。理想の間取りにできるか、希望のリフォームが規約上認められるかを、契約前にチェックしましょう。
よくある質問(FAQ)
まとめ:相場と規約を押さえて賢くリフォーム
マンションリフォームの費用は、表層フルで60㎡780万円〜、スケルトンで60㎡1,180万円〜が相場で、70㎡配管更新込みなら1,100〜1,600万円が現実的な目安です。戸建てと違い、リフォームできるのは原則専有部分のみで、管理規約による制約もあります。着工前に管理組合へ相談し、複数社の見積もりで内訳を比較することが、予算内で理想を叶えるカギです。内窓など補助金が使える工事もあわせて検討しましょう。


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